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介護職に転職して味わった、【キツかった】こと【よかった】こと7選!!

こんにちは、ノブです!

この記事では、ぼくが介護職になって5年間働いて感じてきた「正直これは、キツかったこと」「介護職に転職してよかったこと」についてお伝えしていきたいと思います。

ぼくは、介護職への転職も一つの選択肢としてありですよとお伝えをしていますが、

「介護職はいい仕事ですよ、みんななりましょう!」
と、いいたいわけではありません。

正直、キツいことだってありますし、給与だってその分高いわけでもなく、むしろ低い部類の業種だと思います。
ただ、キツいことも多いですが、介護職に転職してよかったなということも、たくさんあるんです!
何よりも、『感謝』をこの仕事以上にもらえる仕事っていうのは、そう多くないんじゃないかと思います。

底辺職と言われている仕事ではありますが、やってみると悪くない部分もありますので実体験をお伝えして、もし介護職へ転職を考えていて迷われている方がいましたら少しでも参考になれればと思います。

目次

キツかったこと ① 介護職は同じ話を何度も聞く【根気】が必要

相手が、高齢の方のため似たような話を聞くことが何度もあります。

「この人、毎週同じ話をしているな…」 ぐらいであれば、まだ軽度の方です。
認知機能の低下…いわゆる認知症のかなり進んだ方になると、話したことを本当にすぐ忘れます!
その日の体調によっても違いますが、1分ごとに同じ話を繰り返される人も中にはいます。
慣れていない人だと、ノイローゼ気味になってしまう方もいました。
しかし、いくら覚えていないからといって、適当に相手をしていてはよくありません。

認知症の方であっても、「自分が話している相手がどういう人間なのか?」というところはしっかり見ています。
適当に話を流したり、無視していたり、何度も聞いているよ!と言ってしまったりすれば、

「あそこには、なんとなくいきたくない…」

となってしまい、離れていってしまいます
場合によっては、泣き出してしまう方などもいるでしょう…

クレームになることだって考えられます。

認知症の方は、本人はいたって健康だと思い込んでいることが多く、「なんで自分がこんなところに…」と考えている人も多いです。
その上、認知症が進んでいる人ほど自分は何も昔と変わっていないという人が多いようにも感じられます。
なんせ、自分が迷子になったことや間違ったことも忘れてしまうのですから…
それ以上、進んでしまえば在宅で生活するのはかなり厳しい状態でしょう

しかし、たとえ認知症の方が相手であって忘れてしまうとしても根気よく話を聞きながら、他の方とも馴染めるよう会話中の違和感を少しでも払拭するため、話を伝達・誘導してあげることが介護職には重要になってきます。

ストレスが多くかかるため、介護職になって苦労している部分です。
ただ、そこでうまくご利用者を乗せることができれば、利用してくださる人が増えるきっかけでもあるので楽しい部分でもあり技術の磨きどころだとも考えられます!

キツかったこと ② 介護職にはつきもの【汚物の処理】

やはり、介護職になるとつきものなのが「汚物処理」です…

ぼくがいる職場は、『半日型のリハビリデイサービス』のため比較的に元気な方が多く認知機能の低下が激しい人もそこまで多くないため汚物処理なども少ない方だとは思いますが、それでも切り離せないものにはなります。
おむつの交換などは、ほぼないですが時には、失敗(お漏らしすること)する方もいるため、介助が必要な方であれば補助することはあります。

高齢の方になると、持病などもあるため薬を服用されている方も多く、薬の作用なのか独特の匂いがあり慣れるまでは吐き気をもよおすことも少なくありません・・・
中には、とても強烈な匂いを放たれている方もいるため苦手な人や慣れていない人にはキツい職業です。
他の部分であれば、テクニックでなんとかなるかもしれませんが、この『汚物処理』の匂いなどは適性がある程度必要ではないかなと思います。
やっているうちに慣れてくるとは言いますが、慣れるまでもつかな?という感じです。

ただ先日、介護職の知り合いと飲む機会があったのですが、特養で働かれていた方の中にも「汚物処理は苦手で鳥肌をいつも立てながら処理していた」という方もいたので、イヤイヤでも介護職になれるかもしれません。

それでも、匂いなどが苦手な方には、介護職はお勧めできません。

キツかったこと ③ 高齢者相手の仕事ならでは、【身近な人との別れ】・・・

汚物の処理などももちろん嫌ですが、それ以上にキツいのが高齢の方を相手にした仕事のため、いままで来てくれていた方が唐突にいなくなることが多々あります…
軽度の方が多く来て下さっているので、だいたいは【施設入所】【より手厚いサービス】のところへ行かれてしまい辞めていかれる方が多いです。
ただ、中には少なからず亡くなれて来られなくなる方も中にはいます。

つい先週までは、話していたのに今週はもうどこにもいない… 

少し、心にぽつんと何か空いたような気がします
『何度も同じ話を聞くこと』『汚物処理』などよりも、よっぽど堪えます。

何より、他の方が

「今日、○○さんいないね?体調悪いの?」

と聞かれた時にさえ、介護職は平静を装って 「今日は、お休みなんだ」「実は、他の場所に引っ越しちゃって」 と、嘘をつき事実を伝えて苦しさを分かち合えないのはとても辛いです。

こういった時に、嘘をつくのはどうなんだろう、本当にいいのかな?

と、いつも考えてしまいますが、高齢の方は一度落ち込むとすぐに弱ってしまいます…
誰かが亡くなったことを伝えて、他の方まで意欲・体力を低下させるわけにはいかないので、嘘をつくことが決して正解だとは思いませんが、それでも嘘を活用しなくてはならない時もあるのです。

少し自分の中でしんみりしてしまいましたが、身近な人がいなくなるというのは一番きつかったかもしれません。
ですがその分、いま来てくれている人や自分の家族に、いまのうちにできることをしておきたいという意欲にもなっています

きつい一面もありますが、大切なことにも気づかせてくれる職種なのではないかと、そうぼくは思えます。

介護職に転職してよかったこと ① 【できることが増える】ことを一緒に喜び合える

ぼくの転職先の区分としては、『通所型リハビリデイサービス』になるので、きてくださる人たちはわりと元気な方たちです。 

なかには、介助しなくては歩行がままならないような方もいらっしゃいますが、多くの方は筋力低下の予防や骨折・入院で落ちた体力を戻すために来ていたりします。 

なので、ぼくの仕事はその方にあった運動であったり歩行の仕方や生活習慣などをお伝えして改善していくサポートになります。 高齢になると、新しいことをするのが嫌いになり習慣を変えるのがとても難しくなっています。 

また、筋力や体力なども基本的には低下傾向にあるため回復もなかなか思うようには進みません。 

それでも、やはり運動をするとだいぶ動きが変わってきます。 特に入院などで体力が落ちていた方などは、単なる運動不足が原因であったりするため見違えるほど動きが良くなることだってあります。 

そんな時に、一緒に隣で喜び合えることは介護職になって一番よかったことかもしれません。 どんなに、小さなことでもそうです。 

介助なしには立ち上がれなかった人が1人で立てるようになった時などは、本人は必死でしょうが隣で「よし」と心の中で飛び上がってしまいます! 

自分が何かできるようになることは、もちろん嬉しいことですが、身近にいる人ができるようになるということもとても嬉しいものです。

高齢の方というと、基本的にはできなくなることが増えてくる一方ですが、やり方次第ではできることを増やしていくこともできます。専属トレーナーのようで楽しい一面も中にはあり、転職してよかったと感じています。

介護職に転職してよかったこと ② 【聞く力】と【雑談力】が鍛えられる

デイサービスといっても、わりと元気な方が多いため会話などもしっかりと受け答えしないと辞めていってしまいます。 

この辺りは、通常のデイサービスであったり、入所型の施設… 

いわゆる「介護職」と少し違っているのかなと思います。 

正直、認知症の方しかいなければ同じ話を繰り返していることが多いため話を合わせていれば大丈夫なのかなとも思います… 

ただ、ぼくの施設に来られる方は、認知機能は『問題ない』か『軽度の方』が多いのでうまく話を繋げたり、シーンと白けていればこちらから話しかけて、雰囲気を作っていかなければなりません。 

さらに、相手が高齢の方のため、いろんな経験をされていたり、話す内容がそもそもぼくの年代の話と合わないことが多いです。 

その中で、うまく話を繋げて盛り上げていかなくてはならないので会話力と頭の回転は鍛えられているのではないかと思います。 

ぼく自身、あまり知らない人間と話すのはそれほど得意ではなかったのですが、最近はそれほど苦にならず会話することができるようになってきました。 日々、年代も性別も経歴も違う方達と話すのは勉強になりますよ!

介護職に転職してよかったこと ③ 【可愛がられる】ので仕事がしやすい

これは、ぼくの年だからというのもあるのですが、70〜90代の人からすると孫みたいなものなんですよね(笑)

 わりと入社当初から、みなさん可愛がってくださり、思ったよりもすんなりと受け入れてくださりました。 

ただ、こういった施設などに来る人はわりと女性が多いので、女性は受け入れられるのに時間がかかるかもしれません。 

男性の30代前半ぐらいの方で介護職を検討している人は、わりと受けがいいかもしれません(笑) 

もちろん、やることをしっかりやっていなければ「最近の若者は…」ということになってしまうので、アドバンテージにはなりますが、仕事が楽というわけではないのでご注意ください!

介護職に転職してよかったこと ④ 【納期に縛られない】自分自身が商品!!

介護職に転職して、1番心理的に楽になったのが【納期に追われない】ことです!

ぼくは、前職で『福祉用具レンタル会社』にいましたが、福祉用具レンタルと同時に『障害を持つ方用のオーダーメイドの福祉用具』を作成する仕事もしている会社だったため、オーダーメイドに関しては【納期】というものが明確に存在していました。

そして何よりオーダーメイドのため、発注書の作成なども難しく、公費を使用するためその申請なども複雑で簡単には済みません・・・

福祉用具レンタル業務の片手間にやれるような仕事ではないのですが、ぼくはよくオーダーメイドの部署にも駆り出されてしまい、どちらの業務もそのうち滞りがちになっていきました・・・

一度、何かが遅れるとクレームが発生しその対応に手こずり、他の発注がまた遅れてしまうという【負の連鎖】が起きてしまいクレームが頻発するようになっていました。

納期がある仕事というのは、会社側の体制がしっかり整っている場所でなくては社員の負荷が大きくなるばかりです。

ぼくが以前いた会社は、クレームを出さない社員がほぼいないような体制がまったく整っていない会社でした。

それに対して、【介護職:デイサービス】であれば来ていただいた方にサービスを提供すればいいので納期遅れの心配などはありません。自分が商品なので、納期が間に合う間に合わないなど一気一憂する必要もないのです。

介護職に転職して、1番心が軽くなったのが【納期】がない仕事という点でした!

※まとめ

介護職に転職して、戸惑う部分も多くありました。長くやっていけるかどうかも心配でしたが、意外と続けられています。今では、介護職ならではの面白みも感じられるようになってきています。

もちろん、誰にでもオススメできる職種ではないと思っています。

それでも、いまの会社が辛い方や待遇がよくないけど転職に二の足を踏んでいる方がいれば、介護職という選択肢も少しはありかもしれないと思ってもらえたら幸いです。

高齢者に手厚いサービスを行うことに疑問を感じる方もいるかもしれませんが、高齢者にサービスを提供すると同時に、その家族の人たちを支えるという大事な役割をになっているのも【介護職】です。

ぼく自身、これからも少しでも社会の役に立てたらと思います。

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