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『介護職』が機械とAIに【仕事をうばわれる未来】がくる!? 介護職の将来性について

介護職はAIに置き換わる

こんにちは、ノブです!
先日、テスラが発表した『人型のロボット』が話題になってましたがご存知でしょうか? 実際、動画を見るとすごい技術だと思います。

https://youtu.be/q0HiWkqTkPw

この人型のロボットによりさまざまな仕事が奪われるのではないかと危惧されている声も聞くようになりました。 介護職もそのうちの一つとしてあげられていますが、実際に介護現場で働く身として『介護』は機械に置き換えることが可能なのか
また、最近【AI】によって仕事を奪われるのではないかといわれているのであわせて考察していきたいと思います。

実際に介護職として4年働いている、ぼくの見解を先にいうと、まだ数10年は日本での導入は厳しいでしょう! 介護職で全自動ロボットの導入が難しいのか、理由はいくつか考えられます。


・古い慣習を捨てられない
・事故のリスク
・被保険者側の受け入れ

ぼく自身は、決して道具否定派ではありません。むしろ、福祉用具専門相談員として働いていたので道具の使用推進派です!
移乗用のリフトや電動ベッドなどを搬入・組み立てもよく行っていました。
その上で、まだ介護の仕事全てが『機械』や『AI』に置き換わるのは難しいと思います。

もし、「介護職は機械やAIに置き換わって仕事がなくなるから他の職種にしよう・・・」と考えている方には、まだ日本でそこまで浸透することは十中八九ないだろうとお伝えしておきます!

目次

日本人は、古い習慣を捨てられない ・・・

よく聞くことだと思いますが、日本人は【新しいことを取り入れること】が苦手です。
計算もExcelの関数など使えば楽にできるのに、電卓をカタカタ使う人も中にはいるくらいです。
とくに、介護職員は少し年齢層の高い方が多かったりします。
みながそうとはいいませんが、パソコン作業ですら苦手でいまだに書類の風習が根強く残っている介護事業所も少なくはありません。

そんな介護業界が、すんなりと「機械を導入して人員の負担を軽減しましょう!」とはいかないと思います。古い習慣を捨てて、新しいものを取り入れていかなければ成長はしていかないのですが、いまだに発展が遅いのも介護業界の悪いところだと思います。

また、介護業界は税金で成り立っている部分が大きいため国によって『人員基準』なども厳格に規定されています。 このルールも柔軟に変更して、機械を人員基準に含めることが可能になるまではかなり時間が必要でしょう。
人員基準が機械で代用できないのであれば、より固定費用がかかるものを導入するほど介護業界の予算は余っていません(余っていれば、もう少し給与だって上がってます・・・)

新しいものが作られていくのは、とても素晴らしいことですが導入までの道のりは険しいものになるでしょう!

新しいものを取り入れるには、避けては通れない【事故責任の所在】

介護業界で働いていて骨が折れるのが、【事故対応】です。

万が一、事故が起きてしまった場合には家族担当のCMへの報告はもちろん、行政(役所)にも報告をしなくてはいけません。
その際には、『事故報告書』を作成し

・事故の状況
・原因、理由
・今後の対応


を詳しく記載しなくてはならず、ようするにかなり手間がかかります・・・

機械などを導入するとなると、もちろん人間に怪我をさせないよう何度も検査を行い、特別な素材なども使いながら怪我が起こりにくいものを作り上げてくれているでしょう。 それでも、高齢者の皮膚などは弱くなっておりかなり傷つきやすくなっている上、予想外な動きをしてくることもあります。
そこまで、対応するには機械にはまだ難しいのではないでしょうか?

もし、かなり精緻に作られ検証なども完全に大丈夫となっても、事故が起きた際の『責任の所在』が曖昧になってしまうため導入には足踏みすると思います。

機械の提供側が、『100%弊社が責任を持ちます!』というのであれば、導入する施設はあるかもしれませんが、まずそうなることはなく結局は施設側の責任になってしまうでしょう・・・

補助金でもついて、介護職の負担軽減のために導入されるようになるのならぜひ導入してもらいたいですが、まだ当分先ではないかと思います。

AIによる、【書類作成業務】の代替

「機械自体の導入はむずかしくても、AIなどを導入してCMや生活相談員などの書類作成業務が多い役職の仕事はなくなってしまうんじゃないか?」

たぶん、これもまだ難しいのではないかと思います。
まず、AIが書類を作成する場合であっても『事前の情報』は変わらず必要になってきます。 この事前情報の聞き込みを、利用者本人が操作して、入力なりAIとの会話でヒアリング・・・

とても高齢の方にできるとは思えません。
ヒアリングをとる人員は必要不可欠になるでしょう。

もし、そこまでメチャクチャ簡単にできるAIソフトなどができたとしても問題があります。
わりと高齢者の方、『嘘』をつくんです・・・
見栄を張りたいからとか、恥ずかしいからといって、普段できていないことも『できる』ということもありますし、認知機能の低下からできていると思い込んでいることさえもあります。
この辺りの情報を、普段から接してその人の性格なども加味しながらヒアリングしているのが『CM『生活相談員』の仕事になります。

AIがこれからどれだけ進歩してくるのかはわかりませんが、本人からのアセスメントをとる際に正確にアセスメントを取るのは思ったよりも簡単なことではありません。

いつかは、AIにとって変わられる日も来るかもしれませんが、そんな時代はまだだいぶ先になるのではないでしょうか?

■まとめ

・古い慣習を捨てられないのが日本人の悪い癖

・事故のリスクを考えると導入は先延ばし

・AIによる聞き取りなどは困難

介護職は機械やAIに代替されて、仕事がなくなるといわれていますが、ぼくとしてはまだまだ先の話のように思います。
今の時代で安定的に働き続けるには、【介護職】も一つの選択肢になるのではないでしょうか?
介護職でも、生活相談員は事務仕事がメインのため楽ではないですが介護職というだけで避けている方にはいい選択肢になると思います!

生活相談員の仕事内容はこちら

⬇︎

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